【イベント】来たれ!長崎くんち(10/7~10/9)
たくさんのお祭りやイベントにあふれる街、長崎。
今回は「おくんち」として親しまれている祭り「長崎くんち」のご紹介です。
「長崎くんち」とは、長崎市民の氏神である鎮西大社諏訪神社の祭礼行事です。
寛永11年(1634年)、二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したことが長崎くんちの始まりと言われており、380年を越える今でも変わらず長崎市民に愛されているお祭りです。昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
※長崎くんち公式HP参照
毎年10月7日・8日・9日に行われる「長崎くんち」ですが、新型コロナウィルスの影響を受け、残念ながら2020年、2021年の開催は中止となりました。例年、開催される秋のこの時期には県外から多くのお客様がANA便に乗って長崎を訪れます!ぜひこの記事からお祭り気分を味わってみてください。
◎長崎くんちのココが魅力!
長崎市にある59もの町が7組に分かれ、年ごとに奉納。当番にあたった町は「踊り町(おどりちょう)」と呼ばれ、7年に1度回ってきます。演し物(だしもの)と呼ばれる、「踊り」「曳物(ひきもの)」「担ぎ物(かつぎもの)」「通り物」の4つで構成。踊り町ごとに、得意とする演し物があります。
◆踊り:本踊り(日本舞踊)、阿蘭陀万才など。
◆曳物:龍船、川船、唐人船、御座船、鯨曳など。
◆担ぎ物:龍踊、太鼓山(コッコデショ)や鯱太鼓など。
◆通り物:大名行列、アニオーサンの行列、媽祖行列など。現在は単独ではほとんど行われておらず、奉納の一部になっていることが多い。
担ぎ物で大人気の「太鼓山(コッコデショ)」
太鼓と太鼓を四方に囲んで4人の子供、4色の大座布団が乗っている太鼓山(山車)を、36人の担ぎ手たちが前後左右にひき回し、宙に放り投げます。重さ1トンを超える山車を天に向かって投げ、片手で受け止める場面では、担ぎ手たちの掛け声と人々の歓声で、場が一気に熱気を帯びて盛り上がります!
◎長崎くんちはココで見る!
諏訪神社、お旅所、八坂神社、中央公園くんち観覧場の計4か所で奉納踊を楽しむことができます。多くの場所には桝席が用意されていますが、より迫力を感じて楽しみたい!というおくんちファンは毎年多く、良い席をGETすることは至難の業だとか・・・!もちろん、無料観覧席や当日販売の立見席もあります!
また3日間、各踊町が市内の事業所や官公庁、民家などを回って短い演し物を呈上し、福を分けてお祝いする「庭先回り」が行われます。3日間の庭先回りのスケジュールが書かれたMAPが配布されますので、観覧場以外でも存分に楽しめます。
おくんちが再開されたときには、ぜひ「おくんちを体験しに」長崎にいらしてくださいね!