【しまメシ🍚】セッカ飯(壱岐市)/濃厚なカキのエキス

更新日
2024.08.26
情報提供
長崎新聞
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カキのエキスを吸ったセッカ飯

長崎県は島の数が日本一!そんな長崎県内の島々で食べられているちょっと珍しいグルメをご紹介します。ぜひ一度現地にでかけてご賞味ください。

壱岐島の冬の味覚「セッカ」。岩に張り付いた小ぶりのカキで、11月から2月まで漁が解禁される。島の人たちは潮の引いた磯で、冷たい海風を受けながら鋭利な道具を使って身を取り出す。「カツカツ」と殻をたたく作業は重労働だ。採れた身はその場で冷たい海水で洗われる。

濃厚なうまみとかすかな磯の風味が特徴。酢じょうゆや三杯酢で生で食べるのも人気だが、炊き込みご飯の「セッカ飯」も絶品だ。

米2合に対し、セッカは200グラム。まずはだし汁400ミリリットルを作り、▽薄口しょうゆ大さじ2▽酒大さじ3▽みりん大さじ1▽ショウガ半かけのみじん切り-を合わせて煮立て、セッカを入れて2、3分炊く。その後、セッカは取り出し、だし汁で米を炊く。

炊き上がったらセッカをのせて10分間蒸らし、ご飯と混ぜてお好みでネギを散らす。カキのエキスを吸ったご飯がたまらない。

地元の方は「磯の風味がご飯にしっかり染み込んでとてもおいしい」と話し、近所の住民から分けてもらう採れたてで、セッカ飯を炊くという

雑煮や鍋物に入れる地域もある。カキのエキスがしみ出ただし汁は何にでも合う。冬に壱岐を訪れた際はぜひ味わってほしい。


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