長崎空港グルメまとめ
※この記事は2022年11月時点の情報に基づき作成しております。
長崎県の中央に位置する長崎空港。JR新大村駅や大村インターチェンジにも近く、2022年9月の西九州新幹線開業以降は高速交通の拠点として利便性がさらに高まり、ターミナルビルは利用するお客さんでにぎわっています。そんな「空の玄関口」に2022年夏以降、新しい飲食店がオープンしています。観光や出張で訪れる長崎県外の方はもちろん、長崎県民の皆さんにもおすすめしたい、長崎空港グルメ情報をお届けします。
■世代を超えて愛される老舗の味「蜂の家 長崎空港店」
2022年8月1日に、長崎空港ターミナルビル1階レンタカーカウンター前にオープンしたのが「蜂の家 長崎空港店」。コーヒーの店からスタートしたという同店は、1951年に佐世保で創業した老舗の洋食レストランです。
佐世保市中心部の三ケ町アーケードにレストランがあり、休日には県外からのお客さんも多く訪れるという人気店。カレーやシュークリームが有名で、長崎県民のなかには「思い出の味」として記憶している方もいらっしゃるのではないでしょうか。「蜂の家」という名前には、「蜂が巣に帰っていくように、お店にお客さんが入ってほしい」という願いが込められているそうです。
入口にメニューが置いているので、食べたいものを選んで入店。券売機で食券を購入して、できあがりを待ちます。
店内は観葉植物がポイントになったシンプルな内装。
65席あるということですが、座席と座席の感覚も広く、ゆったり過ごせます。
旅の疲れも癒やせそうな、ホッとできる空間です。
おいしそうなメニューに目移りしながらも今回注文したのは、佐世保名物「海軍さんのビーフシチュー」(パンとサラダのセットで税込1870円)と女王シュークリーム(税込600円)。
大きめの牛肉をじっくり煮込んでうまみを引き出したという「海軍さんのビーフシチュー」。デミグラスソースとトマトソースを合わせたこだわりの味が楽しめます。
熱々のシチューを口に運ぶと、コクとトマトのさわやかさが口いっぱいに広がります。
ブロッコリー、人参、ポテトと、これぞ「ゴロゴロ」という表現がぴったりのサイズにカットされた具もたっぷり。
牛肉の柔らかさに思わず頬が緩みます。
デザートは、創業当時から人気という「女王シュークリーム」をいただきました。
これまでに3度、商品名が変わっているそうで「ジャンボシュークリーム」で覚えている方もいるかもしれません。
サイズは直径10㎝以上はあるでしょうか。
ふわふわのシュー生地の中にはカスタードクリーム、バナナ、キウイ、焼きリンゴが入っています。
シュー皮の“ふた”をあけて、まずはそのふたで中のカスタードクリームをすくってパクリ。
そのあと、赤いふたの容器に入った茶色の「スカッチソース」をかけると、風味が変わって少しビターな味わいも楽しめます。
大きくても最後まで飽きることなく完食です。
このほかにも、タマネギをあめ色になるまでじっくり炒めてじっくり煮込んだ昔ながらのコクと深みのある味わいが楽しめるカツカレー(ソースはビーフ、チキン、野菜、ハヤシの4種類。サラダセットでそれぞれ税込1400円)、ジューシーなお肉がさっぱり食べられる佐世保名物「レモンステーキ」(単品で税込2200円)など、そそられるメニューがいっぱいです。長崎空港店では、レモンステーキとビーフのカツカレーが人気とのことでした。
世代を超えて愛される味ばかり。
女王シュークリームやカレーパン、パックのカレーはテイクアウトもできるそうなので、お土産にもおすすめですよ。
Information
店名 | 蜂の家 長崎空港店 |
場所 | 長崎空港ターミナルビル1階 レンタカーカウンター前 |
営業時間 | 午前11時~午後8時(ラストオーダー午後7時半) |
■佐世保バーガーの名店「LOG KIT」
ご当地グルメ・佐世保バーガーの名店「LOG KIT(ログキット)長崎空港店」は2022年9月14日、ターミナルビル1階にオープン。佐世保市矢岳町に本店がある人気のお店です。ビーフ100%のジューシーなパティに新鮮な野菜、自家製のマヨネーズソースがたまらない、こだわりのハンバーガーを楽しめます。
お店の方に聞いてみると、佐世保バーガーは「オーダーを受けてから作り始める」「本社が佐世保にある」「フレッシュな野菜が使われている」「オリジナルソースが使われている」といった条件を満たしたハンバーガーの総称で、特定のお店やメニューを指すわけではないそうです。
まずは券売機でメニューを選び注文。
券売機横には「注文後(最短で)10分程かかります。待ち時間にドリンクを買ってきて持ち込みOK」の文字が。
注文を受けてから作り始めるため、お客さんが多い時など20~30分ほどかかる場合もあるそうです。
店内キッチンの鉄板では、バンズ、パティ、ベーコン、エッグが一つ一つ丁寧に焼き上げられていきます。店内に漂う香ばしさの中で、その工程を眺めていると、待っている時間もあっという間です。
レンガの壁が印象的な店内には、テーブル席と窓に面したカウンター席があります。
テイクアウトも全品OKとのこと。
今回は店内飲食の場合に限って飲めるという瓶入りのコカ・コーラにもそそられて、店内でいただくことにしました。
注文したのは一番人気というスペシャルバーガーのレギュラーサイズ(お持ち帰り時の価格は税込1525円)。
パティ、レタス、トマト、タマネギの入った同店のベーシックなメニュー「ハンバーガー」に、ベーコン2枚、エッグ(卵2個分)、チーズ2枚が入った「全部乗せ」のボリューム満点メニューです。
こんがり焼けたバンズからはみ出る分厚いベーコンとチーズ、フレッシュなレタス。
食べる前からワクワクした気持ちがこみ上げます。
持ち上げると、ずっしりとした重量。
ひとつひとつ手作りしているとのことですが、レギュラーサイズのスペシャルバーガーは約430グラムもあるそうです。
おすすめの食べ方も教えてもらいました。
なんと「つぶして食べる」とのこと。
なんだかもったいないような気持ちになりながらも、聞いた通りにチャレンジしてみました。
すると、全体の厚みがなくなったことでかぶりつきやすくなるうえ、口の端にソースがつきにくくなり、さらにはソースがなじんで味わいも増すという、想像以上の食べやすさと満足感を得ることができました。
肉、野菜、卵まで入っていてボリュームもあるので、お食事にもぴったりです。
サイドメニューに選んだのはカレーマヨポテト(お持ち帰り時の価格は税込348円)。
ハンバーガーにも使っているというオリジナルのマヨネーズソースとオリジナルブレンドのカレー粉で味付けたメニューです。
ポテトにマヨネーズ。これがおいしいんです。
食べ始めると手が止まらない、クセになる味わいでリピーターも多いとのこと。
この日は半分ほど持ち帰ったのですが、冷めてもおいしく食べられました。
お腹も心も満たされる佐世保バーガー。
女性やお子さんなど、レギュラーサイズが大きいと感じる方には、その半分のスモールサイズもありますので、その時のおなかの空き具合で選んでみてください。
旅のお供、ドライブの立ち寄り先にもぴったりです。
Information
店名 | LOG KIT 長崎空港店 |
場所 | 長崎空港ターミナルビル1階 手荷物受取所出口前 |
営業時間 | 午前11時~午後7時(ラストオーダー午後6時半) |
定休日 | 毎週水曜日 |
■長崎ちゃんぽん・皿うどん、五島うどん専門店 レストラン「エアポート」
2階にあるレストラン「エアポート」。以前、1階で営業していた中華レストラン「牡丹(ぼたん)」、五島うどん「つばき」でそれぞれ提供していた、長崎ちゃんぽん・皿うどん、五島うどんの専門店として、メニューを一新。8月にリニューアルオープンしました。
家族連れや大人数でもゆったり過ごせる店内。
広い通路は配膳ロボットも通ります。
QRコードを読み取ってスマートフォンで注文するスタイルです。
お店の方に聞くと、圧倒的な人気メニューは県産食材にこだわった「長崎ちゃんぽん」(税込1150円)とのことですが、今回は五島うどんにたくさんの具が乗った「よくばりうどん」(税込980円)を頼みました。
五島手延べうどんは、島特産の椿油が麺の表面に塗られており、ツルツルとしたのど越しが楽しめます。細麺でありながらコシが強く、伸びにくいのが特徴で「日本三大うどん」にも数えられているそうです。
「よくばりうどん」は、五島うどんにちぎり天(すり身揚げ)、エビ天、卵焼き、ワカメ、肉、ネギ、かまぼこが乗った、具沢山のメニューです。
器からはみ出そうな大きさのエビ天はサクサク。
プルンとした滑らか食感の麺はするするっと喉を通っていきます。
体に染み渡るあご出汁のやさしいスープ。
すり身揚げの食感も満足度を高めます。
世代を問わず、ぜひ食べてほしいと思える逸品です。
オープンと同時に満席になることも少なくないというエアポート。
晴れた日、窓からは、夕陽に照らされて空がオレンジ色に染まる美しい光景も見られるそうです。
大村湾を望む“特等席”でお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Information
店名 | レストラン「エアポート」 |
住所 | 長崎空港ターミナルビル2階 |
営業時間 | 午前11時~午後3時半(ラストオーダー午後3時) 午後4時半~午後8時(ラストオーダー午後7時半) |
■新鮮な魚とお酒が楽しめる 鮨どころ「しょうぶ」
長崎で水揚げされた新鮮な魚を使ったお料理とお酒が楽しめる鮨どころ「しょうぶ」。落ち着いた雰囲気で、長崎を味わい尽くせる贅沢な空間です。
カウンター席とテーブル席のほか、個室も備えた店内。優しい色の照明が、気持ちをリラックスさせてくれます。
メニューは、旬の魚を存分に味わえる刺身、にぎり、丼、煮つけや焼き魚などのほか、おつまみも充実。
くじらやアナゴなど、長崎ならではのメニューもあります。
選んだのは、特選海鮮丼(税込3600円)。
運ばれてきたときには豪華な見た目に思わず「うわぁっ」と歓声を上げてしまいました。
この日、盛りつけられていたのは、煮アナゴ、シマアジ、タイ、スズキ、ヒラマサ、生エビ、ボイルエビ、アオリイカ、イクラ、卵焼き。
その日のおすすめの魚で作ってくれるそうです。
ネタをはしで持ち上げてみると、その大きさに笑みがこぼれます。
一切れ10㎝以上はありそうな大きさの新鮮なお刺身が、ぎっしり敷き詰められています。
ふわふわの煮アナゴ、シマアジやヒラマサはプリプリした弾力があり、アオリイカの歯応えも抜群。
お腹が空いていたこともあり、あっという間に平らげてしまいました。
このほかのおすすめは、6種類ほどのネタが使われている海鮮丼(税込1980円)、対馬アナゴの刺身(税込1640円)だそうです。お店の方によると、長崎県はアナゴの漁獲量が全国1位だそうですが、刺身で食べられるお店は少ないとのこと。骨が柔らかく、脂がのっていておいしいそうです。
長崎県産の焼酎や日本酒、九州各地の有名焼酎もたくさん取り揃えています。
観光で来られる方だけでなく、出張で訪れたビジネスマン、ゴルフ帰りのお客さんもいらっしゃるそうです。
長崎で水揚げされた鮮度の良い魚に長崎県産のお酒を合わせて旅の締めくくりとする。
そんな過ごし方もおすすめです。
Information
店名 | 鮨どころ「しょうぶ」 |
場所 | 長崎空港ターミナルビル2階 |
営業時間 | 午前11時半~午後2時半(ラストオーダー午後2時) 午後4時半~午後8時(ラストオーダー午後7時半) |
■飲食店など利用で駐車場料金割引も
ここまで「長崎空港グルメ」をご紹介してきましたが、ターミナルビルには、お買い物を楽しめるお店もたくさんあります。長崎県内のお土産が豊富にそろう2階の「エアポートショップMiSoLa-海空-(総合売店)」では、カステラをはじめとする名産品はもちろん、オリジナル商品も取り扱っているそうです。
長崎空港では、対象店舗で1店舗当たり税込2000円以上お食事・お買い物をすると入場から2時間分の料金が無料になる「長崎空港駐車場料金2時間無料サービス」が実施されています。車でお出かけの方は、レジ精算時に駐車券を提示して手続きすれば、サービスが受けられますので、対象店舗を確認してみてくださいね。
飛行機を利用するときだけでなく、ランチやお買い物、デートやドライブなどのお出かけスポットとしても楽しめる長崎空港に、ぜひお出かけください。
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