【しまメシ🍚】豆もち(対馬市)/表面に小豆たっぷり

更新日
2024.02.28
情報提供
長崎新聞
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表面に小豆をたっぷりとまぶした佐須地区名物の「豆もち」

長崎県は島の数が日本一!そんな長崎県内の島々で食べられているちょっと珍しいグルメをご紹介します。ぜひ一度現地にでかけてご賞味ください。

 対馬には、一風変わったもちがある。対馬市厳原町西部に位置する佐須地区。ここに古くから伝わる「豆もち」は、塩ゆでした小豆をたっぷりとまぶした、独特の見た目をしている。

ルーツは鎌倉時代の元寇(げんこう)にさかのぼる。1274年10月、元・高麗の連合軍が対馬西岸に襲来した文永の役。軍勢が迫り来る中、あんを包む時間がなく、もちの表面に小豆をくっつけて武士たちに食べさせたことに由来するとされる。

討ち死にした武士をまつる同地区の小茂田浜神社。毎年11月の大祭に合わせ、地元住民が豆もちを作るのが恒例だ。神社近くの「伊原商店」でも毎年販売。大祭の時でしか食べられないとあって、取り合いになるほどの人気ぶりだという。

地区名にちなんで「佐須もち」とも呼ばれる。味付けは塩のみとシンプル。店主の森山さんがお薦めの食べ方を教えてくれた。「焼いて食べると豆が香ばしくなる。対馬のハチミツをかけてもおいしいですよ」


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